liris's araluen

アメリカNY発のとある小娘モノローグ

東京物語

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「東京物語」小津安二郎監督

 

鑑賞後、これほどまでに大粒の涙が頬を伝ったことは、いままでない。

あまりにも、切ない美しさに圧倒された。

自分の語彙の不足に反省する。

いや、この気持は感じるものであって、言語化するものでないのかもしれない。

 

フェルメールは言った。

美しさとは作品側に存在するのではなく、鑑賞者側の心に宿るものだと。

 

まさにその通りである映画だ。

しかし、なんといっても、極限まで不要なものを排除した小津監督の美学は尊敬する。

「過ぎたるは及ばざるが如し」の用語があてはまる究極の美しさ。